真空成形は、ユニットバス・トイレ・エアコン・システムキッチン・照明をはじめとする住宅設備でも幅広く用いられています。住宅設備の部品は比較的サイズが大きく、必要となる成形型のサイズも大きい傾向にあります。当然のことながら、成形型のサイズが大きくなると型費用も高価になります。

住宅設備関係で用いられるその他の樹脂成形方法には、射出成形があります。成形型のサイズが大きくなればなるほど、この射出成形の型費と比較した際、真空成形の型費は安価になります。理由としては、①真空成形では凹型凸型のどちらか片側の成形型で良い、②型材質の加工性が良いため加工費が安い、③サイズが大きくなっても鋳物などの工法により中空にすることで材料費を削減できる、などが挙げられます。

もちろん、一概にどちらの加工方法が良いということはいえませんが、ロット数が中ロットであれば、真空成型の方が有利になるといえます。もし、皆様の中に、真空成型を検討しているという方が、いらっしゃいましたらお気軽に当社にご相談下さい。