FRP成形から真空成形への工法転換でコストダウン

通常の樹脂素材と比較し、FRPは機能面では非常に優れています。一方で、FRPは、成形方法が限られており、生産性が非常に低いことが欠点となります。また、FRPは、VOCの観点から、室内等では使用することは望ましくありません。さらに、通常の樹脂成形方法と比較すると、FRP成形は加工コストが高くなります。

FRP成形と比較すると、真空成形は生産性が高く、数量のある製品にも対応することが可能です。また、FRP成形と比較すると、加工コストも安価になります。そのため、FRP成形から、真空成形へ工法転換を行うことにより、コストダウン、リードタイム短縮を実現することができます。

前述の通り、FRPは機能性に非常に優れているので、特段高度な強度や耐熱性が求められる場合は、非常に有効な樹脂素材となります。ちなみに、FRP成形は外寸基準、真空成形は内寸基準であるため、工法転換を行うと、若干寸法が異なる場合があるので注意をしましょう。

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