透明度が良好、厚みが均一、木型で成形可能
熱プレス成形とは?
熱プレス成形成形とは樹脂シートを加熱して軟化し、オスメス両型でプレス機で圧力をかけます。
これを冷却するとそのままの形状で固化し、常温で形状を維持します。
熱プレス成形のプロセス
①プラスチックシートを炉で加熱して軟化します。
②軟化したシートをプレス型に載せます。
③上型が下降して圧力をかけます。その状態で冷却します。
④冷却が終了したら上型が上昇します。
⑤型から外した成形品を必要な形状にトリミングします。
⑥成形完了です。
真空成形のような立体的な一体物ができる
- 三次元Rの立体形状
- トレイや皿のような4方に立ち上がりやRのついた形状
…など、真空成形のような製品を作ることが出来ます。
※ただし、深絞りは真空成形ほどはできません。
真空成形のような偏肉が少ない
真空成形はシートを固定して成形するので、材料は引き伸ばされ厚みにムラが出来ます。
しかし、熱プレス成形はシートを固定せずに成形します。
真空成形と較べて成形品の肉厚はより均一に出来ます。
型痕が付きにくく、透明樹脂にも最適
真空成形と違い、プレス圧のかかり方を部分的に調整できます。
透明樹脂でも型の痕が付きにくくなります。
高価な金型ではなく安価な木型で成形出来る
ほとんどの場合で安価な木型で成形が出来ます。
そのため、少量生産も可能です。