接着溶接バナー

当社では部品の成形、切削のみの個々の技術による製品づくりだけでなく、複数の技術を組み合わせて製品を作ります。

接着加工

溶剤接着

当社ではプラスチックはほとんどこの溶剤接着で接着加工します。
毛細管現象を利用し粘度の低い溶剤で接着します。
しかし、この方法は気泡が入るなどの問題が起こりやすい点があります。
美しい製品にするにはかなりの熟練とセンスを要します
通常、後で塗装することはほとんど無く、プラスチックシートの透明性・光沢などをそのまま活かすので後加工などでごまかすことは出来ません。
当社は創業当初から製品の外観を特に重視して、常に美しい製品製作を目指して励んでおります。

《対象になる樹脂》
アクリル、塩ビ、ポリカーボネート、PET、ABS

アクリル透明接着  アクリル接着

 

磨き加工

プラスチックの板の加工は小口(切断面)を磨く場面が多々あります。
方法によって仕上がりやコストが大きく違いますので製品の用途によって選択します。

磨き加工の説明ページ

磨き方法説明

溶接加工

プラスチック樹脂も鉄のように溶接することが出来ます。
溶剤接着より接合部の強度が必要な場合や、空気や液体の漏れを防ぐ場合に溶接します。
溶接することで溶剤接着より外観が損なわれますので美観よりも強度を重視する用途、主に機械装置など工業分野で使われます。
プラスチックの溶接は、溶接棒と板の溶接部分を熱風で溶融させながら、一体化させていきます。
接合部の強度は、原板の引っ張り強度を100%とした場合、溶剤接着は最適な条件で加工した場合で20%~30%、溶接加工は最適な条件で加工した場合は50%~60%になります。
ただし、溶接強度は溶接者の技量に左右させる要素が大きく、最良の溶接加工には熟練を要します。
当社は経験豊富な熟練した職人が、強度・精度・外観を重視した製品作りを心がけて高度な溶接加工を行います。

対象樹脂・・・塩ビ、ポリカーボネート、PET、PP、PE、その他

溶接加工風景  透明溶接例