円筒部品のつなぎ目を1カ所から2カ所にすることで、真円度向上

円筒部品をR曲げ加工+接着で製作するケースでは、予めシートの縦横の長さを余分にとり、R曲げ加工を行った後、歪が発生した部分をカットする必要があります。仮につなぎ目を1カ所にする場合、切り代を大きくするためには、指示寸法より大きい直径で曲げることにより、必要な円弧長を確保します。すると、カット後、完成品は指示通りの円弧長となるが、Rが大きいのでイビツな円となります。

こんな場合は、つなぎ目が2ヶ所の構造とすることが最適です。半円形状とすることで、指示寸法通りのR形状を実現することが可能となります。それらをつなぐことにより、完成品も指示通りのR形状となるわけです。

関連事例一覧(品質向上)