
プラスチック製機械カバーの加工・製作
三栄プラテックは、ポリカーボネートやアクリル、塩ビ、PETといった多様な樹脂(プラスチック)を用い、お客様のあらゆるニーズに応える機械カバーを設計から製作まで一貫して手掛けています。
真空成形やR曲げ、接着加工など、長年培ってきた独自の技術力を駆使し、複雑な三次元形状や大型のカバー、そしてたった1つの試作品からでも、高品質な製品を低コスト・短納期でご提供します。
金属からの軽量化、安全性を高めるための可視化、錆対策など、樹脂製機械カバーに関するお悩みは、ぜひ私たちにご相談ください。

樹脂(プラスチック)製機械カバーが持つ金属と異なるメリット
金属製のカバーと比較して、樹脂(プラスチック)製の機械カバーには以下のような優れた特長があります。
①錆びない
鉄製カバーの課題である錆の発生がなく、クリーンな状態を維持しやすいです。
②透明度に優れる
樹脂を用いることで、透明やスモーク仕様の機械カバーを製作できます。これにより、設置しても、機械を停止させることなく内部の稼働状況を目視で確認できるようになります。
③安全性が高い
金属製カバーを組み合わせた角のあるカバーは、接触時に打撲・擦過傷などの原因になり得ます。一方で樹脂製カバーですと、素材が柔らかい上、R処理が容易であり安全性に優れます。
樹脂(プラスチック)製機械カバーの材質選定の手引き
樹脂(プラスチック)製の機械カバーにおける材質選定においては、以下をご参考ください。
| 目的・用途 | 樹脂材質 | 説明 |
| 衝撃から装置を守りたい | ポリカーボネート (PC) | ポリカはアクリルの数十倍の耐衝撃性を誇る、非常に割れにくい材質です。安全性が最優先される箇所に最適です。 |
| 内部をクリアに可視化したい | アクリル (PMMA) | アクリルは、高い透明度を誇り、ガラスの代替としても使用されます。装置の動作確認や、展示用のカバーに適しています。 |
| 薬品に触れる環境で使いたい | 塩化ビニル (PVC) | 塩ビは、優れた耐薬品性を持ち、工場などの薬品を使用する環境でも安心して利用できます。 |
| 耐衝撃・透明度・価格のバランスで重視したい | PET | PETは透明度と耐衝撃性のバランスが良く、比較的安価な材質です。コストを抑えつつ、性能も確保したい場合に適しています。 |
| 食品衛生法に準拠したい | PET・アクリル(PMMA) | いずれの素材も食品衛生法に対応しており、食品業界で幅広く用いられています。 |
ただし、一概に目的に応じて決定することはできないため、お困りの場合はご相談ください。ちなみに、ポリカボネート(PC)とPETは溶剤接着の強度が低く、接合部のある製品には向いていませんので注意が必要です。
三栄プラテックの『樹脂(プラスチック)製機械カバー製作サービス』が選ばれる5つの理由
1. 1個からの小ロット・試作品対応!
「数個だけ機械カバーがほしい…」「量産予定だが、まずは試作で機能を検証したい…」というお客様のニーズに的確にお応えします。当社では、1個からの小ロット・試作品にも柔軟に対応します。
2. 立体的な形状の機械カバーが得意!
一般的なカバーと言えば平板形状ですが、当社の強みは立体的な形状のカバーを得意とすることです。創業当初からR曲げ加工に力を入れており、その後、真空成形や熱プレス成形やフリーブロー成形なども採り入れて熱成形を全般的に行うようになりました。これら加工技術を複合的に組み合わせて立体的な形状のカバーを加工・製作します。

3. 機能性とコストを両立する形状提案!
長年の経験で培ったノウハウを基に、単にお客様の図面通りに製作するだけでなく、「より使いやすく、より安全に、そしてより低コストに」を実現するための形状提案を積極的に行います。例えば、「この部分の形状を少し変えれば、強度はそのままで材料費を抑えられる!」「このリブを追加することで、全体の剛性が格段に上がる!」といった、プロの視点からの改善提案で、製品の機能性とコストの両立に貢献します。
4. 50年以上培った知見を基にした材質提案!
「耐衝撃性が必要か」「薬品に触れる環境か」「静電気対策は必要か」など、お客様が機械カバーに求める機能は多種多様です。樹脂には非常に多くの種類があり、最適なものを選ぶのは簡単ではありません。50年以上にわたり樹脂加工に携わってきた知見を活かし、お客様の用途、使用環境、ご予算などを丁寧にヒアリングし、数ある選択肢の中から、ポリカーボネート、アクリル、塩ビ、PETなど、最も要件に適した材質とその加工方法を的確にご提案します。
5. 現物を基にしたリバースエンジニアリング対応!
「昔のカバーで図面が残っていない…」「現物しかないので困っている…」といったお悩みにも対応可能です。現物をお預かりし、手作業では測定できない部分も3Dスキャナーなどを用いて測定します。そこからCADデータを作成し、同じものを再現(複製)したり、ご要望に応じて改良を加えたりすることができます。現物さえあれば、破損したカバーの復元や、生産中止になった部品の代替品製作など、幅広いニーズにお応えします。

>>樹脂部品のリバースエンジニアリング!三栄プラテックの3次元R曲げ技術!
樹脂(プラスチック)製機械カバーで製作実績が多い形状

機械装置のカバー、安全カバー、スイッチカバー、コンベアカバー、照明カバー、モーターカバーなど多くの用途のカバーを製作してまいりました。大まかに分類するとこのような形状が多いです。ここに掲載がない形状も製作しております。図面やスケッチなどございましたら製作の可否を判断しますのでお気軽にフォームよりお問い合わせください。
樹脂(プラスチック)製機械カバーの加工事例をご紹介
フランジつきR型カバー(塩ビ R曲げ加工品)
材質はPVC(塩ビ)であり、板厚3mmです。寸法は150Rで長さ900mm程度となります。全面加熱によるR曲げ加工後にNCルーターでトリミング加工を行っています。
機械用カバー試作品(塩ビ R曲げ加工品)
当製品の材質PVC(塩ビ)となります。寸法はW約300mm程度です。加工方法としては、トメ加工および接着構造の製品です。一面のみテーパーのついたR面はR曲げ加工しています。
搬送ライン用防塵カバー(PET R曲げ加工品)
材質PET、板厚5mmの搬送ラインの防塵カバーです。寸法は円弧長で1200mm程度、高さ80mm程度となります。上部はプレス成形、立ち上げはR曲げ加工により製作した後、溶接にて組み立てております。
産業機器用カバー(PC R曲げ加工品)
材質はPC(ポリカボネート)、板厚5mmの製品となります。寸法は約1800×400×250mm、R部は50Rとなります。上部に長い切欠きがあるので部分加熱では歪んで形になりません。そのため、全面加熱でR曲げ加工をしています。
産業機器用装置蓋(塩ビ R曲げ加工品)
材質はタキロンメタフリー(無金属プレート)であり、板厚3mm程度の製品となります。寸法は直径300mm程度です。上部は熱プレス成形により製作しており、立ち上げはR曲げ加工を施した後、溶接加工を行っております。
産業機械用カバー(PC R曲げ加工品)
材質はPC(ポリカーボネート)の板厚5mmの製品となります。寸法はL約800×H200mm程度です。全面加熱でR曲げ加工を行い、その後外周をカットしてNCルーターで切り欠きを加工しました。
医療機器用カバー(PC 厚み15 R曲げ加工品)
こちらは、材質PC(ポリカーボネート)透明、板厚は15mm程度となります。寸法は円弧長が約1850mm、長さ約800mmです。R曲げ加工後に5軸NCルーターでトリミング加工しました。
フリーブロー成形ドーム(PC:ポリカボネート)
こちらは、材質PC(ポリカーボネート)をフリーブロー成形でドーム形状に成形した加工品です。フリーブロー成形はPMMA(アクリル)を使うことが多いですが、用途によってPC(ポリカーボネート)で製作することもあります。PMMA(アクリル)より耐衝撃性が必要な場合に向いています。
樹脂(プラスチック)製機械カバーに関するよくあるご質問
Q. どのような種類の樹脂で機械カバーを製作できますか?
ポリカーボネート、アクリル、塩ビ、PET、ABSなど、熱可塑性樹脂全般に対応しております。それぞれの材質が持つ耐衝撃性、透明度、耐薬品性、耐熱性などの特徴を考慮し、お客様の用途に最適なものをご提案します。
Q. 樹脂製機械カバーのメリット・デメリットは何ですか?
メリットは、①金属に比べて非常に軽量、②錆びることがなく衛生的、③透明な材質を選べば内部の可視化が可能、④成形自由度が高く複雑な形状に対応できる、といった点が挙げられます。一方、デメリットとしては、金属ほどの強度や耐熱性はない点が挙げられますが、材質の選定や板厚の調整、補強リブの追加などで多くの場合は解決可能です。
Q. 1つだけの試作品からでも製作は可能ですか?
はい、もちろん可能です。弊社では1つからの試作品・小ロット生産を最も得意としております。図面がない場合でも、リバースエンジニアリングで対応可能ですので、お気軽にご相談ください。
Q. 概算の費用や納期はどれくらいですか?
費用や納期は、カバーの形状、サイズ、材質、数量によって大きく変動します。お見積もりは無料ですので、まずはお客様のご要望をお聞かせください。ご要件を整理した上で、最短の納期と最適な価格をご提示させていただきます。








