
ポリカーボネート(PC)の活用で 視認性が高く、割れない安全カバーへ!
工場の安全管理において、機械・設備カバーの破損は労働災害に直結する深刻な課題です。一般的に、このような機械・設備カバーには金属に加え、アクリル(PMMA)・塩ビ(PVC)などが用い...
工場の安全管理において、機械・設備カバーの破損は労働災害に直結する深刻な課題です。一般的に、このような機械・設備カバーには金属に加え、アクリル(PMMA)・塩ビ(PVC)などが用いられます。当記事では、ポリカーボネート(PC)へ焦点を当て、これらの一般的に用いられる材質と比較したメリットをご紹介します。
前述の通り、工場設備・機械では、安全カバーとして金属・アクリル(PMMA)・塩ビ(PVC)が使用されています。しかしながら、これらのそれぞれの材質にはいずれもデメリットが存在します。
アクリルや塩ビは耐衝撃性に劣るため、工具や部品が接触すると容易に割れ、鋭利な破片が飛散します。これが作業者の負傷や製品への混入を招くリスクがあります。
アクリルや塩ビは透明性があるものの耐熱性に劣るため、熱源近くで使用している場合、変形が発生し、求める機能を満たさなくなる可能性があります。
アクリルは可燃性のため、火災が発生すると素材が燃え広がってしまう可能性があります。(※塩ビは難燃性に優れています。)
金属製カバーはメッシュ構造であっても、内部がやや見えづらく、点検の邪魔になったり、異常検知が遅れる要因となります。
金属製カバーを組み合わせた角のあるカバーは、衝突時に大怪我につながる恐れがあります。
重い金属カバーはメンテナンス時の着脱が重労働であり、作業者の腰痛や落下事故を誘発します。
実は、「ポリカーボネート(PC)」を活用することでこれらの課題を解決することができます。このポリカーボネート(PC)は、優れた耐衝撃性(塩ビの約10倍、アクリルの約40倍)、耐候性、耐熱性を誇ります。具体的に、ポリカーボネート(PC)の活用により解決できる課題を以下に示します。

| 課題(Before) | 解決(After:ポリカーボネートの活用) |
| 衝撃で破損や飛散しやすい | 高い耐衝撃性(アクリルの約40倍)を誇るため、破損・飛散を防止できる |
| 熱源近くで変形しやすい | 耐熱グレードの活用で、高温下でも変形を抑制できる |
| 火災で素材が燃え広がってしまう | 難燃性・自己消火性に優れているため、火災リスクのある場所でも使用できる |
| 視認性が低く、点検や異常検知しにくい | ガラス並みの高透明性で、稼働状態の監視が容易にできる |
| 角が危険でケガしやすい | R曲げ加工により角をなくし、接触時の安全性を確保できる |
| 交換作業が重労働 | 金属より大幅に軽量であり、保全作業の負担を軽減できる(※鉄と比較すると、ポリカの重量は約⅙) |
また、三栄プラテックが保有する「R曲げ加工」技術を組み合わせることで、つなぎ目のない滑らかな形状を実現できます。
ポリカーボネート製の安全カバーは、強靭さと透明性が求められるあらゆるシーンで活躍します。
ポリカーボネートは非常に優れた材質ですが、実は加工が難しい素材でもあります。特に「熱曲げ」においては、温度管理を誤ると気泡・反り・歪みが発生するリスクがあります。当社では、このポリカ-ボネート(PC)の曲げ加工を非常に得意としています。そんな当社のポリカ-ボネート(PC)の曲げ加工の特徴を以下にしめします。
「古い設備で図面が残っていない」「今のカバーと同じサイズで、材質だけポリカに変えたい」といったご要望もお任せください。当社では現物採寸・図面レス対応を行っております。
現場にある破損したカバーや既存のカバーを測定し、そこから最適なPC製カバーを再設計します。取り付け穴の位置や干渉部分を考慮して製作するため、届いたその日からスムーズに置き換えが可能です。「1台だけ試作したい」「特定の危険箇所だけ改善したい」といった小ロットのご相談も大歓迎です。